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Q
ノロウイルスの潜伏期間は1~2日と言われていますがそれより早く症状がでる場合もノロウイルスの感染でしょうか?よろしくお願いいたします。A
ノロウイルス感染性胃腸炎の潜伏期間は、一般的に24〜48時間とされておりますが勿論、例外はあり24時間以内に感染の特徴である猛烈な吐き気による急激な吐瀉の繰り返しと下痢・発熱等の症状が発現する事はあります。しかし、潜伏期間の短縮は診断の基準では、ありません。ノロウイルス感染性胃腸炎と他のウィルス性胃腸炎や細菌性胃腸炎との鑑別はその培養(増殖)方法がまだ見つかっていないため、糞便中のウイルス粒子を直接検査する必要があります。従来は、電子顕微鏡下で糞便中に小型球形のウイルス粒子が見られるかどうかを、感染の指標としていました。ただしELISA法や、ノーウォークウイルスの遺伝子配列を元にしたRT-PCR法も開発され、診断に用いられておりますが、保険適応等、臨床医療では現実的ではありません。医療機関を受診してノロウイルス感染性胃腸炎と診断されても推定診断です。さらにウィルス性腸炎は風邪こと普通感冒同様、対症療法しかありませんので結果的には整腸剤、制吐剤等、消化器系の内服薬を処方されたり、水分栄養補給の輸液が行われるのが上限です。もっとも急性症状は、2、3日で軽快し1週間から10日で社会復帰が可能です。ただいまコメントを受けつけておりません。